ヘンプキッチン 有機ヘンププロテインパウダー/160g【ニューエイジトレーディング】

¥1,959

有機JAS

■低温圧搾で脱脂した麻の実を微粉末化したヘンププロテイン ■たんぱく質50%(1人前30g当たり15g含有) ■必須アミノ酸や必須脂肪酸、ミネラルや食物繊維も含有 ■飲料に混ぜて、料理やお菓子づくりにも【内容量】160g【原材料】有機麻の実微粉末(カナダ産)【取扱説明】低温圧搾で脱脂した麻の実を微粉末化したヘンププロテインです。
ほのかに甘く、麻の実の香り豊かです。
豆乳やジュースに混ぜるほか、お菓子づくりにもどうぞ。
ヘンプシード ヘンプシードナッツ、オイルが最近よく売れています。
単に味が美味しいと購入される方や、体に良いとご存知な方まで様々で、服やら化粧品まで製品は出来ております。
食用としての栄養価の高さは「天然のサプリメント」と言われるほどで、体内で作ることができない必須アミノ酸、必須脂肪酸、ミネラル、食物繊維が含まれオメガ3とオメガ6の割合が1:3と理想的なバランスで注目を浴びています。
ヘンプ(hemp)というと大麻の事で、バイオ燃料、プラスチック、紙、薬品、繊維、ありとあらゆる2000種類もの製品が作れるという植物で、 日本でも第二次世界大戦以前、繊維利用に普通に栽培されていました。
古くから神事に使い、赤ちゃんの産着や下駄の鼻緒などに多用していたようです。
ではなぜ、こんなに利用目的の高い植物が大麻取締法で罰せられるようになったのでしょうか? それはアメリカの西部開拓時期に遡ります。
イギリス系移民は人気のあったビール市場を独占しているドイツ系移民をよく思っていませんでした。
ドイツ人は強い酒ばかり飲み、依存症になり社会がダメになると言い出します。
第一次世界大戦が始まり、反ドイツ人感情がさらに高り、宗教や差別、政財界の思惑が影響し、1919年「禁酒法」制定れました。
この「禁酒法」最初のうちはウイスキーは駄目だけどワインはOKだったんです。
この不条理な法律に国民は反発。
国民の要求に応えたのはギャングのアル・カポネ。
彼は酒を密輸し続け、街には違法バーが乱立しました。
取り締まりで増加した捜査官は禁酒法が廃止になり、解雇の危機に。
アル・カポネ その頃、デュポン社が石油化学分野で特許取得。
1920年代から急速に発展し、様々な製品が石油から作られるようになります。
成長し続けているアメリカへ仕事を求めヒスパニック系移民が流れ、ダウンタウンに住み働き始めます。
貧乏な彼らはタバコが買えず、安い大麻を吸っていました。
大麻はミュージシャンの間でブームとなり、流行はニューオリンズから全米へと広がります。
一方、白人社会ではタバコが大人気。
安い大麻など選ぶ必要もなく、メキシコ人や黒人を差別していた 一部のアメリカ人は大麻があると社会がダメになると言い出します。
紙、繊維、食料や医薬品として利用されていた大麻の研究は進み、建材や燃料、プラスティック、車のボディにまで広がります。
デュポン社と製紙市場の寡占を考えていたキンバリークラーク製紙会社は 大麻産業を敵視していました。
そこへ現れた救世主。
デュポン社の投資家だったアンドリューメロン財務長官が任命した 連邦麻薬局長官ハリー・J・アンスリンガー。
彼の象徴的な言葉があります。
「大麻が問題なのではない。
それを使うメキシコ移民が問題なのだ」 アンドリュー・メロン 彼は大麻の取締まりを計画し、クビ寸前だった捜査官は仕事にありつきます。
新聞王ハースト、財政界の大物達は、麻製品をアメリカの敵として排除しようと 一大キャンペーンを展開します。
ハースト社の新聞には大麻の恐怖を煽りたてる見出しが踊り、読者たちは自動車事故からモラルの廃退まで、すべてが大麻のせいであると吹き込まれます。
そして「リファー・マッドネス」「マリファナ、若者の暗殺者」「マリファナ、悪魔の草」 といったプロパガンダ映画が利権企業の後ろ盾の元に多数製作されました。
世論は大麻追放ムード。
その勢いはすさまじく、科学者の反論も全く聞き入れられませんでした。
歳入委員会の委員長だったロバート・ドートンもデュポン社の後援者であり、 アメリカは公正な科学的検証を欠いたまま法案を審議なしで直接ホワイトハウスに持ち込まれ大統領へ提出。
(このケースはアメリカ歴史上、他に例が無い) 1937年大麻課税法制定。
海外と同様、日本においても大麻は、縄文時代の昔より日本人の生活(衣・食・住)と密接に関わってきた植物であり、また燃料用・祭事用・神事用にも使われ親しまれてきた植物です。
大麻が神道で神の象徴という例の一つに、伊勢神宮のお札があります。
このお札は「神宮大麻」という名で、現在は紙のお札ですが、 その昔は大麻草が使用されていました。
大正五年に神宮奉斎会本部が発行した『神宮大麻と国民性』によると、 「大麻は之を仰ぎ崇敬の念を致すべき御神徳の標章」と記されています。
また、ぜんそくの薬、睡眠薬、食欲増進薬としても利用され、 学校の教科書や医薬品の規格書でも紹介されていました。
神宮大麻 皇大神宮御正殿 日本では元々嗜好目的での大麻の吸引の習慣はなく、大麻はあくまでも繊維の利用など産業用途だけに栽培されていたものでしたが、石油産業拡大を目指すアメリカは大麻文化の根強い日本を問題視し、大麻取締法を制定させます。
大麻の被害が皆無だった日本は大麻を取り締まる必要もありませんでした。
その為、条文には目的が記されないまま制定されました。
ポツダム省令により栽培制限。
現在に至るという状況です。
いろんな思惑でアメリカに押し付けられた法律が大麻取締法ということがわかります。
日本に元々あった文化を壊されたような感じがしてならないですね。
大麻農地の推移 年 農地 従事者 1947年 4000ヘクタール 25000人 2010年 10ヘクタール 70人 現在では世界中で大麻解禁の動きがすでに強まっています。
“大麻を大魔”と位置づけた根源であるアメリカでも、合法化が進んでいて、 「アメリカ人の58%が大麻の合法化を支持する」となっているようです。
大麻取締法によって厳しく管理されていますが、ヘンプの種子と茎(繊維)は規制外であり、衣料品や食料品、それに建築材料として多くの分野で用いられています。
現在当店で販売しているヘンプシード、ヘンプオイルもそれにあたりますが、全ての商品が解禁されているオーストラリアもしくはカナダなどの外国産となります。
日本でも栃木や鳥取などの昔から歴史のある土地から裾野が広がってくれることを願うばかりです。
【参考文献】 恐怖! 大麻・酒をめぐる黒歴史 Wikipedia NPO法人医療大麻を考える会 日本国医療大麻合法化活動団体 伊勢神宮